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WOOD POWER

- 木質バイオマス発電 -

森が育んだ木と火の力が出会い、地域の力へとめぐる木質バイオマス発電。
木を伐り、また植えて森を若返らせる、自然と人が長く続けてきた健やかな循環。

森は、木が過密になり光が届かなくなると、若い木が育たず、生態系も弱まってしまいます。
適切な時期に木を伐ることは、森を守り、新しい命が育つ場所をつくるための大切な営みであり、
伐られた木は地域の資源としてエネルギーとなり、その価値が再び森へ戻り、次の植林や育林を支えます。

木々が蓄えた太陽の光と大地の力がチップとなり、熱と蒸気を生み、

タービンを回して灯りへと変わっていく流れには、森を守る知恵と自然の力が静かに重なっています。

森を健やかに保ち続けるための伐採と、次の森を育てるための植林が結びついた“森がめぐり続ける循環”の中で生まれるエネルギーは、森と暮らしをつなぐ優しい灯りとなり、地域へ静かに広がります。

🌲Q.木質バイオマスとは?🌲

バイオマスとは、生き物由来の再生可能な資源のことです。
その中で、森林の手入れで生じる木材を利用するものを木質バイオマスといいます。

日本の森では、手入れ不足により木が密集し、倒木や災害のリスクが高まっています。
森を健康に保つためには森林の手入れ(間伐)が必要ですが、そこで出る木材は多くが活用されず、未利用材として山に残されています。

木質バイオマス発電は、この未利用材を地域の電気に変える取り組みです。
森の整備が進み、環境にも地域にも役立つエネルギーとして注目されています。

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🌲Q:木を切りすぎる心配は?🌲

私たちは、発電のために木を大量に伐ることはありません。

森林の手入れ(間伐)で自然に発生する“間伐材や使われずに残る木”を活かして発電しています。
また、どれだけ伐るか・どこから運ぶかは、行政の森林計画や林業者との協定に基づき、きちんと管理しています。

🌲Q:化石燃料となにが違うの?🌲

石油や石炭などの化石燃料は枯渇資源であり、一度使うと元に戻りませんが、木質バイオマスは森が育ててくれる“再生できるエネルギー”です。

また、天候に左右されにくく、24時間安定して動かせる点も大きな特徴です。

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🌲Q.木質バイオマス“発電”とは?🌲

木質バイオマス発電は、森林整備で発生する木材(間伐材・林地残材)を燃料とし、ボイラーで燃焼して得た熱エネルギーを蒸気として取り出し、蒸気タービンで発電する方式の再生可能エネルギーです。

太陽光・風力と異なり、天候や昼夜に左右されず、24時間の連続運転が可能であることが特長です。
燃料となる木材は成長過程でCO₂を吸収しており、植林を含む適切な森林管理と組み合わせることでカーボンニュートラルが期待されます。

さらに、未利用材への継続的な需要を生み出すことで、森林整備の促進、林業の経済性向上、災害リスクの低減にも寄与するなど、多面的な価値をもつエネルギーとして注目されています。

🌲Q:木質バイオマス発電のしくみは?🌲

① 森を整え、資源を生み出す(間伐・更新・植林)

森の成長を健全に保つために行う間伐や更新、植林などの作業では、必ず木材が生じます。

これらは従来“未利用材”として山に残されることが多いものでしたが、発電の燃料として活用することで、

「伐る → 使う → 育てる(植林)」という森林の循環がより確実に回るようになります。

② 木材をチップに加工し、燃料として整える

集めた木材は、そのままでは燃えにくく、品質が不均一だと排ガスや発電効率に影響するため、まずは木を細かく砕いて木質チップに加工します。加工後は、燃料として適切かどうかを判断するために以下の点などをチェックします。

・含水率(水分量が多いと燃えにくくなる)

・粒度(大きさが不均一だと燃焼が安定しない)

・異物混入(石・土・金属などの混入防止)

こうした品質管理によって、ボイラーでの燃焼が安定し、環境負荷も抑えられます。

③ ボイラーで燃やし、蒸気をつくる

品質の整った木質チップをボイラーに送り込み、燃焼させます。

燃焼の過程では大きな熱エネルギーが生じ、この熱を利用してボイラー内部の水を加熱し、高温・高圧の蒸気をつくります。

この蒸気の温度や圧力は、発電量に大きく影響するため、ボイラーの運転は常にデータ等を監視しながら精密に制御されています。

④ 蒸気でタービンを回し、電気を生み出す

つくられた蒸気はタービンに送り込まれ、その勢いでタービンの羽根を力強く回転させます。
タービンと連動する発電機が回ることで、木の持つエネルギーが電気エネルギーに変換されます。

蒸気の温度や圧力が安定しているほどタービンの効率も高まり、安定した電力供給が可能になるため、蒸気の管理は発電所運転の重要なポイントとも言えます。

⑤ 燃焼ガスは専用設備で浄化してから排出

木質チップを燃やすと燃焼ガスが出ますが、そのまま外に出ることはありません。
まず、
ボイラーの各熱交換器で熱回収された後、バグフィルタ、誘引通風機、排気筒から外気へ排出されます。

燃焼ガスには燃えかす(ばいじん)が含まれているため、バグフィルタでばいじんを除去しています。

また、誘引通風機の音が排気筒から外部へ出ていかないように煙道サイレンサを設けています。排ガス性状は常時監視し、法令に定める基準を遵守しています。

グリーンヒルズ

© 米沢バイオエナジー合同会社

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